North American Hardcourt Bike Polo Rules
[北米ハードコートバイクポロ公式ルール]
原文:http://www.nahardcourt.com/2011-nah-rules/
1. チーム
チームは、3名の選手で構成する。
選手交代は、選手の怪我や不測の事態(交通機関の影響)の場合にのみ許可される。
交代の場合は、以下を参照。
・怪我による選手交代は、トーナメントの2週間以前の場合とする。
⇒交代の選手は、トーナメント前日までに選出のこと。
⇒上記チームは、本大会用とする。
・大会中に怪我をした場合は?
⇒怪我をした選手と同等の技術の選手と交代することが可能。
ただし、対戦チームが負傷選手よりも高い技術を持っていると感じた場合は、
異議申し立てが可能。
この異議申し立ては、審判および大会主催者が判断する。
⇒交代選手は、トーナメントの競合チームの中から選択できる。
ただし、試合は本来のチームを優先とする。
2. 装備・機材
すべての装備・機材は、大会主催者が検査・確認を実施。許可されたものだけ使用可能とする。(第5章参照)
すべての装備・機材について“鋭利な突起”のないものである必要がある。
すべての機材が正しく作動すること。
自転車
2.1 一般的な自転車の使用を認めています。(BMX、ロード、トラック(ピスト)、MTB)
ただし、折り畳み自転車や極端な小径車、リカンベント、タンデムなどは認められません。
2.2 ブロックショットのために自転車に装備を追加してはならない。(例:BB下にフレーム追加、フレームの前三角の部分にネットなど)例外としてホイールカバーは認める。
2.3 バーエンドキャップは必須とする。ブルホーンバーは許可されません。
マレット
2.4 マレットのグリップエンドには、エンドキャップを必須とする。
2.5 マレットには鋭利な突起など危険な角があってはならない。
ヘルメット
2.6 ヘルメットは、必須です。
ユニフォーム
2.7 チームが識別できるように統一の色であること。
2.8 対戦チームが同系統の色のユニフォームの場合があるため、複数の色のユニフォームを用意してください。ユニフォーム変更は、成績あるいはコイントスで決定されます。
3. コート
3.1 コートは、180ft(55m)×80ft(24m)から120ft(36m)×60ft(18m)であること。
4. ゴール
4.1 ゴールにはネットが必須とする。
4.2 ゴールのサイズは、200cm×95cmから180cm×85cmとする。
4.3 ゴールラインを必須とする。
試合用公式ルール
5 登録と事前確認
5.1 各トーナメントにおいてチームの登録確認が行われます。(例:装備・機材へのステッカー貼り付けやリストバンドなど)
5.2 チームの装備・機材は、トーナメントおよび試合の際に大会主催者のチェックが完了していることを示さなければならない。
5.3 障害のある装備・機材と認められた際、没収される場合もある。
6 基本の試合構成
6.1 ボールは、コートの中央に配置される。
6.2 待機の際は、後輪が壁に接しておりコート中央に向いていること。
6.3 各チームが、正しく待機されていることを審判が確認した後、“3・2・1・GO!”と合図する。
6.4 “GO!”と共にコートセンターのボールに向かいます。
6.5 得点の際には、審判は時計を停止します。
6.6 得点したチームは、自陣内に戻ります。
6.7 失点したチームは、ボールをキープして自陣で待機します。
6.8 得点したチームは、相手チームのオフェンスプレイヤーあるいはボールがセンターラインを越えるまで攻めることはできません。
6.9 審判は、オフェンスプレイヤーあるいはボールがセンターラインを越えたところで時計を再開させます。
サドンデス
試合では、勝敗を決しなければならない。
規定時間内で同点の場合、延長戦の時間内での先行得点したチームの勝利とみなす。
試合は、コート中央にボールをセットしてリスタートされる。
それぞれのチームは、自陣に戻り待機。審判は、交代する。
7 ゴールとボール
7.1 ゴールとみなすショットは、マレットの端でボールを打つものとする。
7.2 手首を返すだけのショットやドラッグからのショットはゴールと認めません。これらは、パスで使うテクニックです。
7.3 マレットの側面でボールを打つことを“シャッフル”とします。シャッフルで打ったボールは、ゴールと認められません。
・シャッフルで打ったボールであっても守備側のゴールに自身で入れた場合はゴールとする。
⇒守備側のプレイヤーが誤ってゴールに入れてしまったとしても同様。
通常のゴールと同様に再開する。
・次の場合は、自殺点とは認めません。
⇒攻撃側のプレイヤーがシャッフルで打ったボールが守備側のプレイヤーに当たって相手ゴールに入った場合はゴールと認めない。
この場合は、守備側のボールとして試合を再開する。
・攻撃側のプレイヤーのシュートがチームメイトのマレットの側面に当たってゴールした場合もゴールと認めない。
7.4 ドラッグ、サイドドラッグ:ボールを浮かすこととパスを混同しない。ドラッグ、サイドドラッグは、マレットヘッド先端部分や、開いている部分でボールを固定することをいいます。ドラッグ、サイドドラッグは、自陣内でのディフェンス行為で有効とする。オフェンスで使用した場合は、自陣に戻すこと。
7.5 ボールが自転車のいずれかにはまってしまった場合(スポークなど)には、はまった場所でボールを外してプレーを再開する。ボールは、はまったプレイヤーが権利を持つ。
7.6 ボールを足で扱うことはできない。意図的にフットダウン(足をつく)や“DAB”でボールを扱ったプレイヤーは、タップアウトをおこなう。
7.7 ブザーショット(ラストショット)は、審判の終了のホイッスルの前にゴールラインを割ったものだけがカウントされる。
7.8 ゴールネットが破れていたり、ゴールの位置がずれていた場合において、適正なゴールラインを割った場合に審判の判断でゴールとみなす場合がある
8 フットダウンあるいは、“DAB”
8.1 フットダウンあるいは、“DAB”は、プレイヤーが任意の位置に足を置く行為をいう(例:コート、マレットヘッド、ボール、倒れたバイク、他のプレイヤー、壁の上など)
8.2 DABなプレイヤーは、プレイヤーとして認められず、センターコート指定の2か所のいずれかのポイントでタップしなければならない。タップするまでは、一切のプレイに参加することはできない。他のプレイに干渉することは、ペナルティになる。
8.3 DAB状態のプレイヤーは、タップアウトの場所まで行くことが難しい場合、プレイが継続できるようにする必要がある。DAB状態のプレイヤーが、ゴールキーパーだった時には速やかにゴールから離れる必要がある。
8.4 DAB状態のプレイヤーが、ゴールショットを停止した場合に、審判の裁量で障害がなかったとすることができる。(例:ゴール前でバランスを失う。そのままゴール前にとどまって故意あるいは誤ってシュートをブロック。シュートがゴールとなる可能性があると審判が判断した場合には、ゴールと宣言できる。また、意図的と判断された場合は、2分間の退場を宣言される。
8.5 タップエリアは、コートのセンターサイドの両側に配置される。
8.6 プレイヤーがクラッシュしたりバイクから落ちた場合に負傷していない限り試合は続行される。怪我をした場合、審判は試合を止めて負傷者の状態を確認する。
公式なコート内行動とコンタクトプレー
以下に定義されているコンタクトプレイは、認められる。ただし、任意のマレットやバイクによる攻撃は、審判の判断により危険性が高いと判断された場合、警告または罰金となる。マレット同士やバイク同士などという問題ではなく、どうのような行為をおこなうかによります。
9 認められたコンタクトプレイと制限項目
9.1 身体同士のコンタクトプレイ
・肩同士のコンタクトプレイと腕部分の使用は認められる。
・手、肘を、使用して相手プレーヤーをホールドする行為を“チキンウィンギング”と呼ぶ。バイクや衣服をつかむ行為は認められません。足やマレットでおこなうことも認められません。
・手で押す行為は認められません。
・過度に後方から押したり、あらゆる卑しい攻撃は認められません。首、頭など含めてどんなパンチ、キックなどの打撃攻撃も減点対象です。
9.2 マレット同士のコンタクトプレイ
・ボールをはじく際の偶発的な場合に認められます。
・防衛のために他のプレイヤーのマレットをひっかけて保持することは認めます。
・過度の力で他のプレイヤーのマレットをはじくことは、「ストライキング」と呼び警告やペナルティが発生します。
9.3 自転車同士のコンタクトプレイ
・偶発的なコンタクトプレイは認められています。
・後輪を滑らせたりスキッド(弾ませて)他のプレイヤーに接触することは認められません。
・T時の接触は認めません。
・危険な乗車行為をすることは減点されます。繰り返す場合は、トーナメントから退場されます。
9.4 マレットによる身体へのコンタクトプレイは認めない。
9.5 マレットによる自転車へのコンタクトプレイは認めない。
9.6 身体を使って自転車へのコンタクトプレイは認めない。
9.7 サイドボードに沿っていずれかのチェックを実施
・4フィート以上の高さの場合、認められる
・3フィート以下の場合、ショートボードに沿ってのボールに対してプレーは、ボード上の選手の結果は大きく左右される。相手のボディチェックに対してバランスを維持できなかったとしてもプレイは続行される。ただし、過度のチェックで危険と判断された場合は、審判は、警告あるいはペナルティを課すことができる。
9.8 ゴールキーパーに接触した場合
ゴールを防ぐためにプレイヤーは、マレットをフック、移動、などすることができる。ゴールキーパーとの接触は、自身とゴールキーパーの間にボールがある場合に限る。この場合に身体同士、バイク同士の接触が認められます。
9.9 警告を2回受けたプレイヤーが、繰り返し危険な行為をおこなった場合、2分間の退場を命じられる。
9.10 いかなる場合でもマレットを投げることは認められません。マレットを投げた時点で30秒の退場を命じられます。
9.11 もし、投げたマレットがゴールを妨げた際に審判の裁量でゴールと認めることができる。
タイムアウト
審判は様々な理由で試合を停止する権利を持ちます。タイムアウトは、以下の理由の際に使用します。
・得点された際に時計を止めます。タイムアウトは、機械的に実施します。水分補給などそれぞれのチームは3回のタイムアウトを要求することができます。
・ボールがコートの外に出た時点で時計を止めます。ディフェンス側がボールの権利を得ます。ボールを得た時点で時計が再開されます。コートは、それぞれのコートに戻ります。
・メカトラブル。メカトラブルを抱えたプレイヤーのいるチームがタイムアウトを取ることができます。ただし、メカトラブルを持った側のプレイヤーがボールを持った場合に限ります。メカトラブルを解消した後にボールを相手に渡し得点された後に再開されます
・負傷した場合にタイムアウトを得られる。
罰則
審判が使用する罰則です。いくつかの違反行為は、攻撃ゾーンでのボールジョイント(ドラッグ)などを行った際の罰則を、事前に決定している。そのほかの場合においても、重大度に応じて、審判は、任意の判断で、いつでもいずれかの罰則をを使用する権利を有する。
・警告:ほとんどの違反行為に対して審判が口頭で警告を出します。口頭での警告はタップアウトするように指示されるように続くことがあります。同じ動作を繰り返すと、より厳しいペナルティになります。
・タップアウト:審判はプレイヤーに対してセンターコートの両側にタップアウトを指示することがあります。必要に応じて、プレイヤーは、自身のマレットでタップアウトポイントをヒットしなければならない。タップアウトが、「アウト」となる場合がある。それは、マレットでタップアウトポイントに触れていない場合となる。この場合は、再度タップアウトしなければならない。タップアウトは、走りながら実施すればよい。
・ボールの所有権:ペナルティを犯したチームは自身のコートに戻ります。相手チームがボールを所有してそのボールがハーフコートを超えたら試合が再開されます。
・30秒のペナルティ:このペナルティは、口頭での警告以上の深刻なルール違反(初回)のプレイヤーの罰するためのものです。審判が反則と判断した際にホイッスルを吹いて時間を止めます。反則を犯したプレイヤーが試合がから出されます。この30秒の間は、違反者を欠いた状態での試合となります。30秒の間に違反者のいるチームが、得点されると違反者は試合に戻ることができます。
・2分のペナルティ:過度の違反や、障害あるいは2回のペナルティを受けていた場合に課せられます。ペナルティプレイヤーは、相手チームが得点しない限り試合に戻れません。相手チームが得点すれば試合に戻れます。
・退場:反則の結果重大な身体的危害を引き起こした、あるいは可能性があると判断されたあ場合、ペナルティプレイヤーは、規程の試合より退場させられる。
・時間経過後のペナルティのコール:時間経過していてもペナルティを課すことができます。ペナルティのないチームがボールを所有している間は、試合が継続されます。違反チームがボールを所有した時点で審判が試合を止めます。それぞれのチームが自陣に戻ります。ペナルティのないチームのボールで試合が再開されます。
警告/タップアウトが発生する違反:
・フットダウン・DAB
・ゴールにもたれる
・他のプレイヤーに後輪を滑らせてぶつけたり、スキッド(はねて)してぶつける[1ペナルティ]
・他のプレイヤーにマレットをぶつける[1ペナルティ]
・他のプレイヤーに対して引っかける、つかむなどして相手を拘束した場合[30秒あるいは2分の退場]
・引っかける、つかむ[2ペナルティ]
・卑怯なショット[1以上のペナルティ]
・過度の力で他のプレイヤーのマレットをはじく[2以上のペナルティ]
・マレットを投げる
・相手プレイヤーにマレットを投げる
・ボールを所有することなくゴールキーパーと接触すること
ボールの所有権にかかわる違反
・審判が、ボールを投げ入れる。ペナルティからの試合の再開です。得点されたかのような状態で再開します。ペナルティのないチーム側から再開されます。
・オフェンスエリアでドラッグ、サイドドラッグ、ロブからのボールを受けることは認められている。
・マレットでホイールをはじく(ひっかける)フットダウンの原因となった場合、時間差ペナルティの対象になります。
・ペナルティのないチームのプレイヤーがゲームに戻った際に、ペナルティのあるプレイヤーは、タップアウトをおこない相手に優位な状態をつくる必要があります。
・ホイールを流された後でペナルティプレイヤーがボールを所有した場合、試合を止めます。それぞれの自陣に戻り、ペナルティのないチームのボールで再開されます。
主催と審判
職務と責任
・試合の前にすべての機器のチェック。試合が始まる前にマレットとハンドルバープラグ、危険な突起、ブレーキ、ブルホーン、等を特定し、解決する必要があります。
・タイムキーピング
・スコアキーピング
・ゴールの決定権を持つ。ゴール審判がそれぞれ判断もおこなう。ただし、主審が却下する権限を持ちます。
・一定の時間で残り時間をアナウンスします。(例:10分の試合 1分、2分、…5分、残り1分30秒、1分、30秒、10秒、5、4、3、2、1)
。
機器
・笛 停止、得点、タイムアウト、罰則やゴールなど
・ストップウォッチ
・トランシーバー
・スコアシート
Copyright North American Hardcourt Bike Polo. All Rights Reserved.
翻訳:KANPAI BIKE POLO
[北米ハードコートバイクポロ公式ルール]
原文:http://www.nahardcourt.com/2011-nah-rules/
1. チーム
チームは、3名の選手で構成する。
選手交代は、選手の怪我や不測の事態(交通機関の影響)の場合にのみ許可される。
交代の場合は、以下を参照。
・怪我による選手交代は、トーナメントの2週間以前の場合とする。
⇒交代の選手は、トーナメント前日までに選出のこと。
⇒上記チームは、本大会用とする。
・大会中に怪我をした場合は?
⇒怪我をした選手と同等の技術の選手と交代することが可能。
ただし、対戦チームが負傷選手よりも高い技術を持っていると感じた場合は、
異議申し立てが可能。
この異議申し立ては、審判および大会主催者が判断する。
⇒交代選手は、トーナメントの競合チームの中から選択できる。
ただし、試合は本来のチームを優先とする。
2. 装備・機材
すべての装備・機材は、大会主催者が検査・確認を実施。許可されたものだけ使用可能とする。(第5章参照)
すべての装備・機材について“鋭利な突起”のないものである必要がある。
すべての機材が正しく作動すること。
自転車
2.1 一般的な自転車の使用を認めています。(BMX、ロード、トラック(ピスト)、MTB)
ただし、折り畳み自転車や極端な小径車、リカンベント、タンデムなどは認められません。
2.2 ブロックショットのために自転車に装備を追加してはならない。(例:BB下にフレーム追加、フレームの前三角の部分にネットなど)例外としてホイールカバーは認める。
2.3 バーエンドキャップは必須とする。ブルホーンバーは許可されません。
マレット
2.4 マレットのグリップエンドには、エンドキャップを必須とする。
2.5 マレットには鋭利な突起など危険な角があってはならない。
ヘルメット
2.6 ヘルメットは、必須です。
ユニフォーム
2.7 チームが識別できるように統一の色であること。
2.8 対戦チームが同系統の色のユニフォームの場合があるため、複数の色のユニフォームを用意してください。ユニフォーム変更は、成績あるいはコイントスで決定されます。
3. コート
3.1 コートは、180ft(55m)×80ft(24m)から120ft(36m)×60ft(18m)であること。
4. ゴール
4.1 ゴールにはネットが必須とする。
4.2 ゴールのサイズは、200cm×95cmから180cm×85cmとする。
4.3 ゴールラインを必須とする。
試合用公式ルール
5 登録と事前確認
5.1 各トーナメントにおいてチームの登録確認が行われます。(例:装備・機材へのステッカー貼り付けやリストバンドなど)
5.2 チームの装備・機材は、トーナメントおよび試合の際に大会主催者のチェックが完了していることを示さなければならない。
5.3 障害のある装備・機材と認められた際、没収される場合もある。
6 基本の試合構成
6.1 ボールは、コートの中央に配置される。
6.2 待機の際は、後輪が壁に接しておりコート中央に向いていること。
6.3 各チームが、正しく待機されていることを審判が確認した後、“3・2・1・GO!”と合図する。
6.4 “GO!”と共にコートセンターのボールに向かいます。
6.5 得点の際には、審判は時計を停止します。
6.6 得点したチームは、自陣内に戻ります。
6.7 失点したチームは、ボールをキープして自陣で待機します。
6.8 得点したチームは、相手チームのオフェンスプレイヤーあるいはボールがセンターラインを越えるまで攻めることはできません。
6.9 審判は、オフェンスプレイヤーあるいはボールがセンターラインを越えたところで時計を再開させます。
サドンデス
試合では、勝敗を決しなければならない。
規定時間内で同点の場合、延長戦の時間内での先行得点したチームの勝利とみなす。
試合は、コート中央にボールをセットしてリスタートされる。
それぞれのチームは、自陣に戻り待機。審判は、交代する。
7 ゴールとボール
7.1 ゴールとみなすショットは、マレットの端でボールを打つものとする。
7.2 手首を返すだけのショットやドラッグからのショットはゴールと認めません。これらは、パスで使うテクニックです。
7.3 マレットの側面でボールを打つことを“シャッフル”とします。シャッフルで打ったボールは、ゴールと認められません。
・シャッフルで打ったボールであっても守備側のゴールに自身で入れた場合はゴールとする。
⇒守備側のプレイヤーが誤ってゴールに入れてしまったとしても同様。
通常のゴールと同様に再開する。
・次の場合は、自殺点とは認めません。
⇒攻撃側のプレイヤーがシャッフルで打ったボールが守備側のプレイヤーに当たって相手ゴールに入った場合はゴールと認めない。
この場合は、守備側のボールとして試合を再開する。
・攻撃側のプレイヤーのシュートがチームメイトのマレットの側面に当たってゴールした場合もゴールと認めない。
7.4 ドラッグ、サイドドラッグ:ボールを浮かすこととパスを混同しない。ドラッグ、サイドドラッグは、マレットヘッド先端部分や、開いている部分でボールを固定することをいいます。ドラッグ、サイドドラッグは、自陣内でのディフェンス行為で有効とする。オフェンスで使用した場合は、自陣に戻すこと。
7.5 ボールが自転車のいずれかにはまってしまった場合(スポークなど)には、はまった場所でボールを外してプレーを再開する。ボールは、はまったプレイヤーが権利を持つ。
7.6 ボールを足で扱うことはできない。意図的にフットダウン(足をつく)や“DAB”でボールを扱ったプレイヤーは、タップアウトをおこなう。
7.7 ブザーショット(ラストショット)は、審判の終了のホイッスルの前にゴールラインを割ったものだけがカウントされる。
7.8 ゴールネットが破れていたり、ゴールの位置がずれていた場合において、適正なゴールラインを割った場合に審判の判断でゴールとみなす場合がある
8 フットダウンあるいは、“DAB”
8.1 フットダウンあるいは、“DAB”は、プレイヤーが任意の位置に足を置く行為をいう(例:コート、マレットヘッド、ボール、倒れたバイク、他のプレイヤー、壁の上など)
8.2 DABなプレイヤーは、プレイヤーとして認められず、センターコート指定の2か所のいずれかのポイントでタップしなければならない。タップするまでは、一切のプレイに参加することはできない。他のプレイに干渉することは、ペナルティになる。
8.3 DAB状態のプレイヤーは、タップアウトの場所まで行くことが難しい場合、プレイが継続できるようにする必要がある。DAB状態のプレイヤーが、ゴールキーパーだった時には速やかにゴールから離れる必要がある。
8.4 DAB状態のプレイヤーが、ゴールショットを停止した場合に、審判の裁量で障害がなかったとすることができる。(例:ゴール前でバランスを失う。そのままゴール前にとどまって故意あるいは誤ってシュートをブロック。シュートがゴールとなる可能性があると審判が判断した場合には、ゴールと宣言できる。また、意図的と判断された場合は、2分間の退場を宣言される。
8.5 タップエリアは、コートのセンターサイドの両側に配置される。
8.6 プレイヤーがクラッシュしたりバイクから落ちた場合に負傷していない限り試合は続行される。怪我をした場合、審判は試合を止めて負傷者の状態を確認する。
公式なコート内行動とコンタクトプレー
以下に定義されているコンタクトプレイは、認められる。ただし、任意のマレットやバイクによる攻撃は、審判の判断により危険性が高いと判断された場合、警告または罰金となる。マレット同士やバイク同士などという問題ではなく、どうのような行為をおこなうかによります。
9 認められたコンタクトプレイと制限項目
9.1 身体同士のコンタクトプレイ
・肩同士のコンタクトプレイと腕部分の使用は認められる。
・手、肘を、使用して相手プレーヤーをホールドする行為を“チキンウィンギング”と呼ぶ。バイクや衣服をつかむ行為は認められません。足やマレットでおこなうことも認められません。
・手で押す行為は認められません。
・過度に後方から押したり、あらゆる卑しい攻撃は認められません。首、頭など含めてどんなパンチ、キックなどの打撃攻撃も減点対象です。
9.2 マレット同士のコンタクトプレイ
・ボールをはじく際の偶発的な場合に認められます。
・防衛のために他のプレイヤーのマレットをひっかけて保持することは認めます。
・過度の力で他のプレイヤーのマレットをはじくことは、「ストライキング」と呼び警告やペナルティが発生します。
9.3 自転車同士のコンタクトプレイ
・偶発的なコンタクトプレイは認められています。
・後輪を滑らせたりスキッド(弾ませて)他のプレイヤーに接触することは認められません。
・T時の接触は認めません。
・危険な乗車行為をすることは減点されます。繰り返す場合は、トーナメントから退場されます。
9.4 マレットによる身体へのコンタクトプレイは認めない。
9.5 マレットによる自転車へのコンタクトプレイは認めない。
9.6 身体を使って自転車へのコンタクトプレイは認めない。
9.7 サイドボードに沿っていずれかのチェックを実施
・4フィート以上の高さの場合、認められる
・3フィート以下の場合、ショートボードに沿ってのボールに対してプレーは、ボード上の選手の結果は大きく左右される。相手のボディチェックに対してバランスを維持できなかったとしてもプレイは続行される。ただし、過度のチェックで危険と判断された場合は、審判は、警告あるいはペナルティを課すことができる。
9.8 ゴールキーパーに接触した場合
ゴールを防ぐためにプレイヤーは、マレットをフック、移動、などすることができる。ゴールキーパーとの接触は、自身とゴールキーパーの間にボールがある場合に限る。この場合に身体同士、バイク同士の接触が認められます。
9.9 警告を2回受けたプレイヤーが、繰り返し危険な行為をおこなった場合、2分間の退場を命じられる。
9.10 いかなる場合でもマレットを投げることは認められません。マレットを投げた時点で30秒の退場を命じられます。
9.11 もし、投げたマレットがゴールを妨げた際に審判の裁量でゴールと認めることができる。
タイムアウト
審判は様々な理由で試合を停止する権利を持ちます。タイムアウトは、以下の理由の際に使用します。
・得点された際に時計を止めます。タイムアウトは、機械的に実施します。水分補給などそれぞれのチームは3回のタイムアウトを要求することができます。
・ボールがコートの外に出た時点で時計を止めます。ディフェンス側がボールの権利を得ます。ボールを得た時点で時計が再開されます。コートは、それぞれのコートに戻ります。
・メカトラブル。メカトラブルを抱えたプレイヤーのいるチームがタイムアウトを取ることができます。ただし、メカトラブルを持った側のプレイヤーがボールを持った場合に限ります。メカトラブルを解消した後にボールを相手に渡し得点された後に再開されます
・負傷した場合にタイムアウトを得られる。
罰則
審判が使用する罰則です。いくつかの違反行為は、攻撃ゾーンでのボールジョイント(ドラッグ)などを行った際の罰則を、事前に決定している。そのほかの場合においても、重大度に応じて、審判は、任意の判断で、いつでもいずれかの罰則をを使用する権利を有する。
・警告:ほとんどの違反行為に対して審判が口頭で警告を出します。口頭での警告はタップアウトするように指示されるように続くことがあります。同じ動作を繰り返すと、より厳しいペナルティになります。
・タップアウト:審判はプレイヤーに対してセンターコートの両側にタップアウトを指示することがあります。必要に応じて、プレイヤーは、自身のマレットでタップアウトポイントをヒットしなければならない。タップアウトが、「アウト」となる場合がある。それは、マレットでタップアウトポイントに触れていない場合となる。この場合は、再度タップアウトしなければならない。タップアウトは、走りながら実施すればよい。
・ボールの所有権:ペナルティを犯したチームは自身のコートに戻ります。相手チームがボールを所有してそのボールがハーフコートを超えたら試合が再開されます。
・30秒のペナルティ:このペナルティは、口頭での警告以上の深刻なルール違反(初回)のプレイヤーの罰するためのものです。審判が反則と判断した際にホイッスルを吹いて時間を止めます。反則を犯したプレイヤーが試合がから出されます。この30秒の間は、違反者を欠いた状態での試合となります。30秒の間に違反者のいるチームが、得点されると違反者は試合に戻ることができます。
・2分のペナルティ:過度の違反や、障害あるいは2回のペナルティを受けていた場合に課せられます。ペナルティプレイヤーは、相手チームが得点しない限り試合に戻れません。相手チームが得点すれば試合に戻れます。
・退場:反則の結果重大な身体的危害を引き起こした、あるいは可能性があると判断されたあ場合、ペナルティプレイヤーは、規程の試合より退場させられる。
・時間経過後のペナルティのコール:時間経過していてもペナルティを課すことができます。ペナルティのないチームがボールを所有している間は、試合が継続されます。違反チームがボールを所有した時点で審判が試合を止めます。それぞれのチームが自陣に戻ります。ペナルティのないチームのボールで試合が再開されます。
警告/タップアウトが発生する違反:
・フットダウン・DAB
・ゴールにもたれる
・他のプレイヤーに後輪を滑らせてぶつけたり、スキッド(はねて)してぶつける[1ペナルティ]
・他のプレイヤーにマレットをぶつける[1ペナルティ]
・他のプレイヤーに対して引っかける、つかむなどして相手を拘束した場合[30秒あるいは2分の退場]
・引っかける、つかむ[2ペナルティ]
・卑怯なショット[1以上のペナルティ]
・過度の力で他のプレイヤーのマレットをはじく[2以上のペナルティ]
・マレットを投げる
・相手プレイヤーにマレットを投げる
・ボールを所有することなくゴールキーパーと接触すること
ボールの所有権にかかわる違反
・審判が、ボールを投げ入れる。ペナルティからの試合の再開です。得点されたかのような状態で再開します。ペナルティのないチーム側から再開されます。
・オフェンスエリアでドラッグ、サイドドラッグ、ロブからのボールを受けることは認められている。
・マレットでホイールをはじく(ひっかける)フットダウンの原因となった場合、時間差ペナルティの対象になります。
・ペナルティのないチームのプレイヤーがゲームに戻った際に、ペナルティのあるプレイヤーは、タップアウトをおこない相手に優位な状態をつくる必要があります。
・ホイールを流された後でペナルティプレイヤーがボールを所有した場合、試合を止めます。それぞれの自陣に戻り、ペナルティのないチームのボールで再開されます。
主催と審判
職務と責任
・試合の前にすべての機器のチェック。試合が始まる前にマレットとハンドルバープラグ、危険な突起、ブレーキ、ブルホーン、等を特定し、解決する必要があります。
・タイムキーピング
・スコアキーピング
・ゴールの決定権を持つ。ゴール審判がそれぞれ判断もおこなう。ただし、主審が却下する権限を持ちます。
・一定の時間で残り時間をアナウンスします。(例:10分の試合 1分、2分、…5分、残り1分30秒、1分、30秒、10秒、5、4、3、2、1)
。
機器
・笛 停止、得点、タイムアウト、罰則やゴールなど
・ストップウォッチ
・トランシーバー
・スコアシート
Copyright North American Hardcourt Bike Polo. All Rights Reserved.
翻訳:KANPAI BIKE POLO
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