現在、検討している貫通型ヘッドの構造です。
■パイプの壁
壁の厚みを素材的な強度を保てる値にしつつできるだけ薄く。
薄くした分の強度を出す方法の検討。
これまでの作成したパイプ(2、2.5、2.7、3、3.2、4)から2.5mm未満だと強度不足になります。
ちょっとしたことで変形します。
3.2mmあると強度は十分ですが、重量的にデメリットになります。
軽量で強度を保てるラインは2.5~2.7mmとみています。
ただし、単に薄くするだけでは、薄い部分が弱点になります。
弱点というかシャッフル時に力が逃げる感覚になると考えます。
そこで、リング構造の追加です。
図面で三角形の突起がそれです。
この部分はヒット時の衝撃に対しても角に負荷が集中することもないです。
パイプの横方向からの衝撃(シャッフル)時にも強度を保てると考えます。
■パイプ入口の形状検討
これまで制作したものは、入口の土手部分の高さ、幅ともにいくつか制作しました。
高さ3mm
高さ7.2mm 幅10mm(前回)
高さ8mm 幅12mm(今回)
高さ8mm 幅15mm(今回)
土手の高さに関しては、今回の8mmは無加工ではボールコントロールに影響が
出そうであるという意見があります。
もちろん、面取りを行うことでボールのハマり具合を調整することはできます。
ただ、高さがあるので重量に跳ね返ってきます。
6~7mmが妥当と考えられます。
さらに今回は、ボールヒット時のマレットの動きからヘッド両端を水平構造から
わずかですが傾斜をつけることも検討しています。
これにより、スイング時のコートとの接点の抵抗を減少させる目的です。
これらをさらに煮詰めていく計画です。
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